■作品解説:伊東深水が女性像を描く際の構想過程を示す下絵であり、彩色前段階における筆致の力強さと構成感が際立つ。
秋景の中に配置された二人の女性は、いずれも深水が追求した「近代女性美」の象徴であり、顔の輪郭や髪型の造形には昭和20〜30年代頃の様式が明確に現れている。
紅葉を手にする仕草や、視線の交差が生み出すリズムは、完成作での構図の完成度を予感させる。
本作は彩色を最小限にとどめ、墨と朱の対比で人物の存在感を際立たせる試みが見られる。
没後に深水の次男、万燿氏が管理した資料的価値も高く、深水が「美人画」という形式の中で近代日本画の写実と構成を融合させた一端を伝える重要な下絵といえる。
■作家名:伊東深水
■作品名:二人の婦人(下絵)
■技法・ED:紙に彩色
■サイン:印
■作品サイズ:縦50cm×横60cm(窓寸)
■作品状態:紙継ぎ、概ね良好
■額サイズ:縦64.3cm×横74.9cm
■額状態:概ね良好
■付属品・備考:箱、黄袋、来歴
■発送場所/梱包配送費:元払い
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