フランス・アンティーク アルフェニド社製ナイフレストのご紹介
先日ご紹介したクリストフル社のナイフレストと大変よく似たデザインの製品です。
19世紀から20世紀にかけて、どの銀工房も必ず時代を反映したデザインを生み出しており、フランスでは「ルイ14世様式」「ルイ15世様式」「ルイ16世様式」あるいは「ナポレオン様式」「ルイ・フィリップ様式」といったように、年代よりもスタイルによって区分されるのが通常です。
本品は、繊細なコキーユ(貝殻)装飾が左右対称に施されたルイ14世様式のデザインで、ナイフを載せる部分にまで美しい装飾が細やかに表現されています。
アルフェニド銀工房は、その技術力・品質の高さにおいてクリストフル社と同等と考えられています。両社は歴史の中で買収や統合を繰り返しながら歩んできました。
現在、アルフェニドというブランド名はすでに存在していませんが、良質な製品は100年経っても劣化せず、美しい姿のまま残っていることが、アンティークの大きな魅力だと感じます。
3.買収とブランド統合
Christofle は 1888年に Halphen の工場を買収し、その “Manufacture de l’Alfenide” を自社に取り込んで生産を続け、Alfénide ブランド名のもとで銀メッキのカトラリーなどを戦前まで生産していました。 
サイズ 幅 約80mm
幅底辺 約40mm
高さ 約35mm
カテゴリー:
キッチン・日用品・その他##キッチン・食器##カトラリー(スプーン等)