ドーム型テントの始祖として知られるノースフェイスのオーバル・インテンションになります。(Made in the USA)
コンディションについては、ビンテージ幕にありがちな生地のベト付きは皆無でサラサラしており、普通に利用していただけます。
写真にある通り床面に小さな補修が3箇所、1箇所は1センチほど未補修になってます。
こちらの傷は今回出品するにあたって設営し撮影している際には全く気付かず、折りたたみ時に気付いたほどに軽微なものです。リング及びポールも曲がりはございません。ビンテージ幕としては申し分無いものかと思います。
このオーバルインテンションの開発にあたっては、バックミンスター・フラー氏が考案しパテントを取得していたテンセグリティ理論を、ノースフェイス社が氏を開発チームに迎え世界で最初にバックパッキングテントの構造に応用し1975年の秋に製品化したことで知られるジオデシック・ドーム型テントで、更に、確か細いEastonポールをテントに採用したのもこのモデルが最初だったと記憶しております。(違ってたらごめんなさい)
設営にあたり、ポールを金属リングに通すことから通称Ring Ovalと呼ばれ、現在のドームテントの始祖的なモデルとして知られています。
最後の写真はサンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)での設営の様子です。
こちら長らくビンテージコレクションとして倉庫に大事にしまってありましたが、歳を重ねてそろそろ次世代の方々へ引き継いでいただけたらと思い出品させていただきました。どうぞよろしくお願いします。
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