大澤哲郎先生は昭和31年東京に生まれました。中高大と学習院で学び税理士として従事されておりました。
大澤先生の生業は税理士とはいえ本来の姿は哲学者であり子供のころから哲学書を寝食も忘れ読み漁り、特にミシェル・フーコーの研究では大学で教鞭を執れるほどの研究者といえます。またその傍ら生涯をかけて、全知全霊をかけて日々活動された大澤哲郎先生のフーコーばりの狂気と生業である理性を共存させた画風の絵画でした。
昨今のコンテンポラリーアートシーンはブラッシュストロークの鮮烈な作者が2010年以降、国内外で流行ってると思うのですが、その系統では圧倒的な巨匠も含めて大澤先生のような最高に都会的で洗練されており細部まで完膚なきまで仕上げたブラッシュ系のアブストラクトペインティングでは無名の彼がむしろ際立ってカッコイイと思います。ブラッシュ系作家は意外と色使いや筆勢が多数描くと似通ってきますが彼はとてもバラエティーに富んでおりそれぞれに大きなテーマがあると思います。
本作は木枠に貼ったキャンバスに描いた作品のみで額縁はございません。
24歳の頃の初期作です。作者の自画像と思います。
作家名 大澤哲郎 昭和31年-平成29年
タイトル Untitled to-458 1980年
技法 キャンバスに油彩
サイズ F15号 65,2*53cm
額サイズ なし。
サイン右下にサインあり。裏木枠にサイン、年記、弊社シールあり。
状態 作品良好。
備考 真作保証。
カテゴリー:
ホビー・楽器・アート##美術品・アンティーク・コレクション##絵画