有明の月が描かれ和歌が添えられ、秋のお茶会に丁度良い御軸です。右下に耕甫宗匠の花押がございます。外題には『久田流耕甫宗匠真蹟雪月ノ画賛』と記され先達によって極められております。一文字は竹屋町裂で仕上げられており表装も美しいです。若干の巻きジワと近くで観察するとシミが、また軸先の漆塗が削れて木地が見える箇所がございます。揮毫されてから200年程経過しております。経年変化とお考え下さいませ。
紙本。無地箱(時代)。塗軸。
長さ168㎝ 幅35.9㎝(表装を含む)
『有明の月を残して 海山も ひとつに うずむ(埋む) 雪のしろたへ』
【意味】
有明の月・・・夜が明けても空に残っている月のこと
ひとつに埋む・・・物思いにふける
しろたえ(へ)・・・美しい白い色
▢7代久田半床庵耕甫(ひさだはんしょうあんこうほ)
宝暦2年(1752)~文政3年(1820)
両替町久田家7代。筑田某の子で、宗彦の子友之助が早世したことからその養子となり、同家を継承した。別号~春斎。69歳歿。
【参考文献】
茶人の花押 小田榮一著 河原書店
茶の湯の銘 淡交社
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